習慣

体重計に乗った時、思わぬ増量具合に朝のランニングを決意したり、新年や新生活を迎えるにあたり、新しく日記を書こうと意気込んだり、または新しい趣味を始めようデアゴスティーニの創刊号を購入したり、様々な新しい何かを始めるという人は多いだろう。

しかし、三日もすればランニングウェアは押し入れに眠り、日記帳は一週間ほどの記述を最後に空白でその役割を終え、数か月の後に未完成の謎の物体が棚の上に鎮座するだろう。

何かを始めるのは容易く、それを続けるというのは相当の労力を必要とする。(かくいう私も一か月ほどこのブログを放置したし、その昔作ったyoutubeチャンネルはいつ更新したのか記憶から消えてしまっている。)

何かを続けることが定着してきたことを習慣と呼ぶ。

 

今回はそんな私も持ちえない習慣について話そうと思う。

 

そもそも何かを始めるということ決めるのは、脳にそれなりのエネルギーを要求する。

朝のランニングも新生活の日記も何か始めるきっかけがあることが多い。

なんとなくで早起きしてまで走りこんだり、出費を増やしてデアゴスティーニを買う人は少ないだろう。(もちろんいるかもしれないが…)

 

そもそも脳はそのエネルギー消費を嫌い、なるべく節約しようとするため、繰り返し行うことは考えるまでもなく実行できるようパターン化してしまおうとする。

そのパターン化こそが習慣と呼ばれるものである。

 

なんとなく無駄にも思える行動を繰り返し、なんとなくやってしまってることはないだろうか?

朝起きたらタバコに火をつけていたり、作業前にTwitterを開いたり、寝る前だというのになんとなく間食をしてしまったりと、意識はしていないが決まった特定の行動を繰り返すということがあるはずだ(筆者の経験に基づく主観です)

前述の習慣はろくでもない習慣の一例だが、ヒトの脳には確かに決まった行動を繰り返してパターン化する性質がお分かりいただけただろう。

 

怠惰?惰性?それもそうかもしれない。

しかし大多数の人は飯を食ったら、「よし!今から歯を磨くぞ!」と強い意志を固めなくても歯を磨くだろうし、大体決まったタイミング、時間で風呂に入るだろう。

それもまた習慣だ。

 

悪いことが習慣づけばもちろん悪い方向に堕落していくが、良いことが習慣づけば良い方向に向上していくのは間違いない。

しかし悲しいかな人間は楽な道(いわゆるマイナス的な)は簡単に習慣づくのに、険しい目標的なプラスの行いはなかなか続くものでないのが現実…

しかし心理学者のカール・ロジャースは言いました。

「人間(生物全般)には潜在的自己実現傾向がある」と…

つまり、我々人間は前向きに進んでいこうとする傾向が最初から備わっているのである!

 

だから、なかなか習慣化できなくても諦めてはいけない。

むしろその習慣化しようとした気持ち、そう思い立ったことを自体を認め、称えよう。

 

さて、じゃあどうやったらうまく習慣化できるかだが、一つは目標を高くしすぎないこととのことだ。(巷に溢れる自己啓発本調べ)

なるほど…

私も習慣化しようと思って書き始めたこのブログを放置して、やっぱり書こうと意気込んでいたところだ。高い目標は良くない。

というわけで今回はここまで。

習慣化のコツは適切な目標設定

今日は一筆書いたことを褒め称え、布団に向かうとしよう…

この続きをどうか明日の自分が書いてくれることを祈りながら